床ずれやカラダのこわばりを防ぐポイントをご紹介!

はじめに
こんにちは、ハローナースステーションでリハビリを担当している武井と申します。私はご利用者様のご自宅まで伺い、リハビリをする“訪問リハビリ”を行っています。そこでご利用者様やご家族様より「寝ていると肩・腰が痛い」「床ずれができた・増えてしまった」というお悩みを相談されることがよくあります。長期にわたって寝たきり状態である、またはご自身で起き上がったり・立ったりすることが難しい方にとっては、1日の多くをベッド上で過ごすことになります。辛い姿勢や体に負担がかかる姿勢を長時間とることによって、カラダには様々な弊害が生じてしまいます。そこで今回は、“ポジショニングのコツ”についてお話していきたいと思います。

その1:カラダとベッドのすき間をなくす
一般的に“安楽な姿勢”とは上体が少し起きていて、膝が軽く曲がっている状態をいいますが、これだけでは完璧と言えません。首・肩回りやわきの下、肘、膝など関節がある場所には多くのすき間ができがちです。このすき間によって体重が局所的にかかってしまい、床ずれやカラダのこわばりが発生しやすくなります。クッションやタオルなどを使ってすき間を埋め、カラダ全体で体重を分散できる状態にしましょう!
その2:カラダに負担がかかっていないかチェックする
良い姿勢をとれている場合、カラダはリラックス状態にありますが、そうでない場合はカラダの各所に負担がかかっています。そのポイントをいくつかご紹介します。まずは、“アゴの高さ“です。アゴが上がっていると首や肩にチカラが入ってしまっています。後頭部のやや上にタオルを入れるなどして、アゴを少し引いた状態にしてあげると良いでしょう。続いてのポイントは”つま先の向き“です。つま先が下を向いている状態にあるとふくらはぎや太ももの裏が硬くなっており、関節のこわばりが強くなってしまいます。その状態が長期間に及ぶと、脚全体の動きが悪くなり、血流不足によって膝回りやかかとに床ずれができやすくなってしまいます。対処法としては、つま先が天井方向に向くように足の裏にクッションを足してあげましょう。加えてふくらはぎにもクッションを入れて、かかとやくるぶしがベッドに直接当たらないようにすると、床ずれ予防にもなります!

その3:定期的に姿勢を変えて“除圧”をする
いくら良い姿勢だからといっても、姿勢を変えずに長時間いるとカラダのいたるところに負担がかかってしまいます。一般的には“2時間毎に体位変換を”と言われています。しかし、単純計算で毎日12回も体位変換を行っていては、介護者の方の身が持ちません。最近では介護ベッドやマットレスが良くなってきていることもあり、昔のように頻回な体位変換を行う必要はなくなっており、現在は適切なベッド・マットレスを設定してあげていれば、3~4時間毎で良いと言われています。お体の状態やベッド環境によって差がある為、主治医や看護、リハ、福祉用具の方に相談してみることをお勧めします!
おわりに
今回は簡単ではありますが、ポジショニングについてお話させて頂きました。安心して在宅生活を続けられるようにサポートするのが私たちの役目でもあります。介護の方法だけでもなく何かお困りのことがあれば、お気軽にご相談ください!
コロナ禍、不自由な毎日ですが、どうか皆さま、お気をつけてお過ごしください。
理学療法士 武井でした!!
